不機嫌な子育ての悪影響とは

子育てコラム②

親業インストラクターの子育てブログ 子供への悪影響
親子の信頼関係の作り方親業訓練 一般講座こちら

不機嫌な子育てが子どもに悪影響な理由

前回のコラムでは、「不機嫌な子育て」の特徴的な態度を書きました。

 

子どもに「いいよ」と許可をだしながらも、表情は明らかに嫌がっていたりと、言葉と態度が相反している。

例えば、顔をしかめたり、眉がつりあがったり、声のトーンが変ったり、特別な態度をとったり、筋肉がこわばったり…意識的にそういう態度を取るときもあれば、無意識にやっていることも多いんです。

 

子どもはこういう親の「言葉によらないメッセージ」に驚くほど敏感です。

それは赤ちゃんや未就園児など、小さな子どもも同様です。

そんな時子どもはこう思います。

 

「お母さんがこういう時は本当は私を受け入れていないんだ…」

「お母さんは私を好きじゃないんだ…」

 

そして、子どもは、理由が分からない不機嫌なお母さんの態度から…

■「いいよ」という「言葉」によるメッセージ(受容)

■不機嫌な態度から「本当はお母さんよく思ってないんだな」という「言葉によらないメッセージ」(非受容)

二つの相反するメッセージを受取ることになります。

いったいどうしたらいいんだろう…頭の中は渦をまきます。

 

私たち大人も、相手から、是と非の両方のメッセージを伝えられると、どちらの行動を自分は取るべきか分からずに、困って嫌な気持になりますよね。 

こうした矛盾するメッセージを受取った子どもは混乱して、身動きがとれなくなってしまいます。

 

さらに、子どもはお母さんに愛されたい(受容されたい)と思っていますから、お母さんの本当のところが分からないまま、愛されるにはどうしたらいいんだろうとも考えます。

 

子どもが黙って何も言わないような場合、こんな心の葛藤があるんです。

 

 

 

また、このような身動きの取れない状態に子どもを常におくことは、その心理に深刻な影響をあたえます。

 

・子どもは、自分は愛されていないと思うようになってしまう

・自分は愛されているかいないかをいつも「試そう」とする

・大きな不安感につきまとわれてしまう

・感情の不安定なこになってしまう

 

・自尊心の低い子になってしまう 

 

子どもと本音で話していますか?

 

「親業」の創始者 トマス・ゴードンは多くの臨床の経験からこう言っています。

 

子どもにとって一番やりにくい親とは、やさしい言葉で話し、「自由」にさせ、受容しているかのように行動してあれこれ要求しないくせに、本当は受容していないことをかすかに伝える親である。

 

その昔、私の子育てはまさに「不機嫌な子育て」子どもにとっては一番やりにくい親でした。

子どもにとってはやりにくく…私自身、そんな自分が好きじゃなかった。

もし、あの頃の不機嫌な自分に語りかけられるとしたら、自分の本当の気持ちを見つめてごらんと言ってあげたい。

 

・自分の感じてることわかりますか?

 

・お子さんと本音で会話していますか?

 

・不機嫌な子育てしてませんか?

 

 

<参考書>「親業」トマス・ゴードン著 大和出版

このコラムを書いた人
生駒 章子(いこま しょうこ)
元ガミガミママ。今は親業訓練のイ ンストラクターで当サイト「親の学校プロジェクト」の代表をやっています。この写真はインストラクタ ーになって2年目くらいの時。写真に写っている娘は中学3年生になりました。何年前の写真使ってるんだ よー(笑)って、懐かしい写真が出てきたので期間限定でアップ。今はインストラクターになって10年目と なりました。


筆者・プロフィールはこちら
講演・執筆・取材の ご依頼についてはこちら

その他の人気コラム








怒ってばかりの自分が嫌!
親子の具体的なコミュニケーションを学ぶ講座を提供しています。

子どもへの接し方を変えたい!
でも、どうすればいいんだろう…頑張っても上手くいかない…そんなママ・パパには目からウロコの講座です。。