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この夏は、小中合同で行われた学校保健委員会の講演会にお招きいただきました。
すぐ隣にある福原中学校との合同の講演会です。
- 「1小1中」のメリットとしては、小学校から中学校へ進むときの環境の変化が小さいので中学入学のさいに不安を減らせること。
- 小学校と中学校の先生が連携することにより、子ども一人ひとりに合わせた継続的な指導ができること。
その他個人的には、先生も保護者も長い目で子どもの成長を見守れる余裕が生まれるのもメリットな気がします。

講演が始める前には校長室で校長先生とお話しさせていただきました。
前向きなオーラのある女性の校長先生なのですが、データを楽しそうに語ってくれて、これがそのとーーっても楽しかったんです。
かくゆう私もデータ大好きで(笑)
データを通じて見える子ども達の「今」を二人で考察し合っていたらあっという間に時間が過ぎていました。
もちろんその他も色々お話ししたのですが、その中でも、今回ご依頼いただいた理由が「他校の先生から”生駒さんの講演良いよ”と聞いた」とのことで、このご縁に嬉しくなりました。
また、送迎を担当してくれた教頭先生とも車の中で色々お話しできて楽しかったです。
今は違うけど、数年前まで埼玉県の小学校の教員採用試験では「音楽(ピアノなど)」と「体育(マット運動など)」の実技試験が必須だったという話を聞いて、超難関をくぐり抜けてきた先生方への尊敬の念が強くなりました。
子どもの心の健康を支えるために

今回の講演のテーマは「子どもの心の健康」
この「子どもの心の健康」を支えるために学校や親ができることをお話をさせていただいたのですが、冒頭は、分かっているようで意外と説明が難しい「心の健康(メンタルヘルス)」の定義をご紹介。
心の健康(メンタルヘルス)とは
「全ての個人が自らの可能性を認識し、生命の通常のストレスに対処し、生産的かつ効果的に働き、コミュニティに貢献することが出来る健全な状態」
※世界保健機構(WHO)
心の健康って、ストレスが全くない状態ではなくて、ストレスがあってもそれに負けない心の状態のことなんですよね。
そして、その心の状態を構成するのがこちらの4つの要素。
心の健康を構成する4つの要素
情緒的健康 …自分の感情に気づいて表現出来ること
知的健康 …状況に応じて適切に考え、現実的な問題解決が出来ること
社会的健康 …他人や社会と建設的でいい関係が築けること
人間的健康 …人生の目標や意義を見出し、主体的に人生を選択すること
この4つの要素が満たされていれば健全な心を保つことが出来るし、反対に、いつも気にならないことにストレスを感じるようなら、この4つのどれかの要素が不足しているのかもしれません。
その他、心の健康を保つのに効果がある方法を厚生労働省のサイトからまとめてご紹介しました。
心の健康を保つ方法
規則正しい生活…栄養バランスの良い食事、十分な睡眠
適度な運動 …体を動かして気分をリフレッシュさせる
休息 …自分なりのリラックス方法や趣味の時間を持つ
早めの相談 …辛いときは一人で抱え込まず、身近な人や専門窓口に話す
※参考:厚生労働省

子どもの心の健康の土台を作る関わり方のヒント
ただ、ご紹介した4つの要素は子ども自身がどう感じてるかの指標であり、心の健康を保つ方法は子ども自身が自ら動いてはじめて身につくものです。
元気になってほしいからと親や先生があれこれ指図しても…
親・先生
「早く寝た方が良いよ」
「バランスよく食べよ」
「少し体動かしたら?」
「何でも話して」
子ども
(ダメだし!?)
(うるさいな)
(放っておいてよ)
(どうせ自分なんて…)
むしろ子どもの心の健康を悪化させてしまうことも少なくありません。

では、親や先生は何も出来ないの!?
いいえ、そうではありません!
でも、心の健康の土台となる自己肯定感を高めるお手伝いは出来ます。
今回の講演のメインでは、子どもの心の健康を支える関わり方のヒントとして

また、話しの聞き方では、今回も子どもの気持ちを「お決まりの12の型」のロールプレイで体験したことで自分事として受けとった方が多かったようです。
※参加者の声は最後にご紹介しています。
✿講演の内容をもっと知りたい方は、以前のコラムに講演で話したものと近い記事があるのでご紹介しておきます。
子どもへの接し方のヒントにもなるのでお時間のあるときに読んでみてください。
印象に残ったこと
今回の講演で一番印象に残った場面は「子どもの話の聞き方」のロールプレイ。
先生達に子ども役をしてもらったのですが、即興にもかかわらず先生達の演技がスゴかった!
そのまんま小学生の悪ガキでした(笑)
母親役の生駒も思わずガミガミママに戻って本気で「お決まりの12の型」をくりだしていましたから(笑)
実は今年娘が教員採用試験にチャレンジしています。
娘には、「教員には即興力と表現力も必要みたいだよー」と教えてあげようと思います。
✿講演の雰囲気はInstagramでもみることが出来ます。
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♡もし良かったらのぞいてみてください♡
参加者の感想
最後に、後日学校から送られてきた参加の感想(抜粋)をご紹介します。
ぜひご覧ください。
(教 員)
✿自己肯定感が重要だと耳にしたことはありますが、自己肯定感の根底にあるものは自己受容感であることは知らなかったので勉強になりました。普段学校で時間がない中、最後まで聞いてあげられていなかったなと感じたので、2学期は最後まで話を聞くことを意識して児童と接していきたいです。
✿お決まりの12の型はドキッとするお話でした。「まさに、私です。」でした。沈黙も怖がらずに受け入れる、何か答えなくてはいけないことはなく、意見するのではなく、とにかく受容すること。今からでも遅くはないですというお言葉に勇気をもらえた気がしました。
✿今日の講演を聞いて考えたことは、自分の子育てのことでした。おきまりの12の型を我が子に毎日ふりそそいでいたことを反省。教員として子供たちと話をするときは、傾聴を心がけるようにしていますが、限りある時間の中で話を聞く場面では質問攻めになりがちなので、心に余裕を持てるようにしていきたいと感じました。
✿子供達のためにと思っていても、子供のやる気を無くしてしまったり、もう話してくれなかったりするような声掛けにならないように2学期以降実践していきたいです。
✿自己肯定感という言葉を何度も耳にしていましたが、今日の講演会を聞いて、理解が深まりました。児童との関わり方について、望ましい声掛け・望ましくない声掛けを具体的に教えていただきとても勉強になりました。
✿子育て中は親の思いと子供の思いが一致しないときが多々起こってきます。そんな時に親がどのように対応し、子供の思いに寄り添ってあげるかが大切になってくると思います。しかし、親も人間。気持ちに余裕がない時もなんとか自分をコントロールしつつ子供たちに接してもらえればと思いました。また、教員として、親の思いや子供を守りたい気持ちをしっかり組んで一緒に協力しながら子供達を育てていきたいと思います。
✿実際に子供役となって、肌で感じ取ることができたため、とても充実した時間となりました。ご講演いただいたことを実践するために、私達大人の心にゆとりが必要不可欠だと思うため、ゆとりを持った生活ができるよう私生活の改善にも努めていきたいと思いました。
✿自分がどのように児童と関わっているか省みる良い機会となりました。自分が無意識にやってしまっている関わり方もあるので2学期以降の関わりに取り入れていきたいです。
✿自己肯定感や自己受容感のお話が印象に残りました。起きていることや自分の感情を認識できることは子供達が今後生きていく上で、大切なことだと思います。これまでの自分の「聞き方」をふり返ると、こちらが解決策を提案しがちだったなと反省しました。子供の話を聞く時には受け止め確かめていくようにしたいと思いました。
(保護者)
✿子供との関わり方を丁寧に分かりやすく教えていただき、大変勉強になりました。子供が大きな花として成長できるように、根っこの部分を大切にしていきたいと思います。
✿今まで色々な言葉で子供と話し合ってきましたが、(子供からしたら一方的に叱られていた)一度立ち止まってきちんと子供と向き合って話していきたいと思いました。貴重な機会をありがとうございました。
✿お決まりの12の型がほぼほぼ当てはまっており自身で大反省しました。日常生活の中で実行するには中々難しいですが、今からでもまだ間に合うのであれば子供の自己肯定感を崩さないよう日々意識して過ごしていきたいと思いました。
✿心の健康のベースは自己肯定感であることが印象的でした。
✿話を聞いているつもりだったことを思い知りました。例題のような問いかけをまさにしていたので、学んだことを活かして子供の言葉を引き出せるようになれたらいいなと強く思いました。
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