
子どもの話を聞けていますか?
90%以上の親が子どもの話を聞けていないといわれています。
そして、この中のほとんどが、自分が子どもの話を聞けていないことに気づくことなく子どもとの時間を過ごしていきます。
それでも問題なく子供が成長し、親子関係も良好ならば越したことはないのですが…
ーこのコラムを読んでいるあなたは「子どもの話を聞けるようになりたい!」そう思っているはず
「子どもから話を聞いてくれないと言われた」
「子どもから親のせいだと責められた」
「問題行動ばかり繰り返す子どもに親が変わらなければと痛感した」など
何かきかっけがあって、聞けていない自分に気づいたのでしょう。
もしかするとそれは、人によってはとてもつらい経験だったかもしれません。
でも、そんな経験があったからこそ変わろうと思えたし、これからは「子どもの話が聞ける10%」になることも出来るのです。
ここでは、ここから子どもの話が聞けるようになりたいと思っているあなたに
「子どもの話を聞くときに最初に意識した方がいいこと」
をYouTube「子育てジプシー脱出チャンネル」に投稿した動画の内容に一部加筆してお届けします。
子どもの話を聞くぞ!と決めたら最初にやること
私は普段、アメリカの臨床心理学者トマス‣ゴードン博士が創始をした「親業」という親のためのコミュニケーションプログラムのインストラクターとして、日々親の成長を目の当たりにしています。
その中でも、「子どもの話が全然聞けないんです」とおっしゃっていた方が聞けるようになるまでの過程も見させていただいていて、「人はいつまでも成長するんだ」ということを心の底から確信しています。
あとは何を隠そう(別に隠してないですが)、私自身も子どもの話が全く聞けなくて、そこから聞けるようになっていったという体験も持っているので「子どもの話を聞くときに気をつけたいことや考え方」がいくつも思い浮かびます。
今日はそんな中から
子どもの話を「初めて聞くぞ!」「チャレンジするぞ!」という人に向けて、より優りの一点ということでお伝えしていきます。
子どもの話を聞こうと頑張っているけど…なんだかうまくいかないなという人にも参考なるはずです。
子どもの話しを一語一句頭の中でリピートしよう
では早速ということで
子どもの話が聞けなかった人がこれから子どもの話を聞くぞと決めて最初にやった方がいいこと、それは…
「子どもの話している一語一句をすべて頭の中でリピートすること」です。

イメージ言うと(参考までに)
頭の中で音読している感じだったり、頭の中にニュース速報のテロップがずっと流れていて、それを頭の中で自分の声で再生している感じ。
頭の中で考えたことが、勝手に周囲に伝わってしまう「サトラレ」(佐藤マコト/著)という漫画が好きだったんだけど、サトラレくらいはっきりと意思を持って頭の中でつぶやいているイメージ。(サトラレは意図せずですが…)
そしてこれをやると…疲れます。
受講生さんからも
「こんなに頭を使って子供の話を聞いたことがありませんでした」
という声は多くお聞きします。
そう実はね、聞くって頭使うんですよ!
では、どうしてこんな風に頭の中でリピートするのかっていうと
「私たち大人の脳ってもうめちゃくちゃ性能がいいので、そのまま子どもの話を聞くようなフローにになっていないんです!」
賢いから聞けない!?やっかいな脳の仕組み
例えば、子どもが何か喋り始めたとき、私たち大人は、子どもが全部喋らないうちにある一部分を聞いて「あ、ああれかな」とか「この前こういうことあったな」「あの時もこうだったな」と過去の記憶を引っ張り出して連想ゲームみたいに勝手に全体像を作っていってしまうんです。
これを「連想記憶」といい、何かしらから関連付けて過去の記憶を思い出して作っていくという実に素晴らしい能力。

この能力があるからこそ
・暗記力がつく
・全部聞かなくても全体が想起できる
・新しい環境や状況でも適応しやすくなる
・予測を立てて行動することができる
いや、素晴らしい。本当に素晴らしい。
でも…この一見素晴らしい能力が
ーいざ子どもの話を聞こうとする時には邪魔になるんです。
そう、これこそが私たちが今までやってきた思考の癖、コミュニケーションの癖。
これが自動で行われているがゆえに、子どもに対して思い込みとかレッテルが発動して、子どもの話がそのまま聞けなくなっちゃうんです。
また厄介なことにこの自動思考は強力で…
「話を聞いてみようかな」と思って聞いたくらいじゃ、自動で勝手に思い込みやレッテルが発動して、なかなか聞けるようにはならないんです。

聞こうとする姿勢を子どもは見ている
さて、この自動で勝手に思い込みやレッテルを発動してくる厄介な脳ですが…裏を返せば
「頭の中に全部入れるぞ!入れるぞ!」と意識して繰り返しやっていくことで、今まで自動で起こっていた回路は変わっていくんです。

「聞く」ことに満点はありません。
まずは、自分の思考を一旦脇に置いて、子どもの話を頭の中でリピートすることから始めてみてください。
もちろん、新しいやり方が自動で再生されるにはちょっと時間はかかる。
だから、断続的でもいい、「子どもの話を頭に入れるぞ!」「テロップで脳内再生するぞ!」と、とにかく意識して繰り返してみてください。
気づくと、今よりずっとずっと聞けるようになっているはずです。
そして、こうやって頭の中でリピートしてみるだけでも、子どもには「聞こうとする」あなたの姿勢が伝わるはずです。
うまくなんか聞けなくても、その「聞こうとする姿勢」を感じたとき、子どもはもっと話したいって思うんです。
さいごに
今回は、子どもの話が聞けなかった人が「子どもの話を聞くぞと決めて最初にやること」として、「子どもの話している一語一句をすべて頭の中でリピートしてね」というお話でした。
子どもの話が聞けるようになりたい!そんな頑張るあなたの参考になれば嬉しいです。
引き続き頑張っていきましょう。


具体的な接し方が学べる親業講座のご紹介
子どもの話を聞けるようになりたいと頑張っている人の中には、「聞き方が分からない」人や「間違ったやり方」をしている人も多いものです。
いくら頑張っても、間違ったやり方をしていてはなかなか聞けるようにはなりませんからね。
そして、そんな方におすすめなのが親業講座で話の聞き方を学ぶことです。
親業訓練講座は、アメリカの臨床心理学者トマス・ゴードン博士が創始した親のためのコミュニケーションプログラムです。

※お持ちのお子さんの年齢を問いません。
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