代表ブログ

小規模保育園「ちいはぐ」の現任研修をオンラインで担当しました

2022年11月25日

11月13日(日)、東京の小規模保育園「ちいはぐ」の現任研修をオンラインで行いました。

ちいはぐは、子ども一人ひとりが「愛されている、大切にされている」と感じられることを重視するアットホームな保育園。

仙川

十条

飛田給

都内に三つの施設があり、今回は3施設合同の研修です。

 

心がつながる保育研修

この研修を開催するにあたり、「ちいはぐ」を運営する株式会社チャイルド・スマイル紀乃のりこ社長が、5月に行った保育士向けの講演会を視察にいらっしゃいました。


5月の研修では子どもの育ちとコミュニケーションをお伝えしたのですが、今回の研修では、「保育士自身が心がつながる保育の楽しさを感じてほしい」との紀乃社長の願いから、コミュニケーションに特化した研修となりました。

実は、ギリギリまで対面にするかオンラインにするか悩んでいたようですが、今のご時世を考えオンラインに。

コミュニケーションの研修なので対面で行うに越したことはないですが、オンラインでも保育士さん一人ひとりが聞く練習をするなど、中身の濃ーい研修となりました。
(欠席された方はあとから録画を視聴することになっています)

保育士は子ども対応のプロ!でも、聞くのは苦手?

保育士さんは子ども対応のプロ。
子どもの話しを聞くなんてお茶の子さいさい!というイメージがあるかもしれませんが…

実は子どもの話を聞けていない保育士さんも少なくありません。
(この場合、聞けていないことに気が付いていないことが多い)

保育園の先生の場合、聞いているつもりが、たたみかけるように提案し、笑顔で子どもを誘導していく傾向があるようです。
ちなみに、学校の先生の場合は説教と質問によって誘導してく感じ。

また、子どもには寄り添えても、保護者に対しては指摘やアドバイスが多くなり、話を聞けない先生も多いです。
場合によってはそんな対応が保護者の不安をあおってしまうことも…

保護者からすると、特に最初のお子さんの場合は保育士って神のような存在です。

そんな先生からの指摘やアドバイスは、ありがたいことも多いんですが、子育てに悩んでいるときに言われると「親失格」と言われている気がして結構落ち込むんです。

もちろん、保育士の先生はそんな言い方はしないですし、そんなつもりもないかもしれません。
でも、そう受け取られる可能性があるということです。

嫌な気持ちにさせられる…
そう思ったら、保護者は保育士とは関わろうとしません。

保育士からしてみると、保護者が関わろうとしてくれなければ例え困っていたとしてもも助けることが出来ないわけで、はがゆい気持ちを抱えるでしょう。

保育士も保護者も、子どものすこやかな成長というのは共通の願い。

だからこそ、保育士と保護者が協力して子どもの成長を育みたいですよね。

そのためにも、保育士と保護者が良い関係でいることがとっても大切なんです。

子どもも保育士もかがやくために

実際の研修でも話の聞き方の練習で苦戦されている先生が多かったです。

でも、そこは子どものことを心から大好きな先生方!
素直な方が多いんでしょうね。

「あー、むずかしい!」
と言いつつも、すこしアドバイスをしただけで、「そうかそうか!」と自分で自分のクセに気が付き、2,3度やるだけでしっかり聞くのポイントをおさえてドンドン聞けるようになっていきました。

子どものためになるものならなんでも吸収する!
そんなの素直な姿勢を感じた今回の研修。

保育士の先生方は磨けばいくらでも光る原石だな~と嬉しい気持ちになりました。

もし、今よりもっと子どもの話を聞ける先生が増えたら、子どもや保護者との関係が良くなって保育の質はグッとあがるはずです。

保育士の離職防止にも

また、保育士というのは離職率の高い職業でもあります。
これまで研修を担当した保育園の中でも、保育士同士の人間関係の悪化による離職やメンタルヘルスの問題を抱えている園がいくつもありました。

そんな園は、指導的立場にある人が他の保育士に自分のやり方を押し付けて他の保育士の意見をあまり聞かない傾向がありました。

もちろん、原因はいくつもあるでしょうが、保育士同士でも話を聞ける、聞いてもらえる環境が出来れば、先生方はもっと楽に働けるだろうと思います。

あっ…その問題、うちの園でも抱えている問題だ…

そう思ったらぜひ、あなたの園でもコミュニケーション研修がおおススメです。

具体的なコミュニケーションを学べて練習できる研修ってあるようでそんなに多くはないものです。

コミュニケーション研修をお探しの時はぜひご相談ください。

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  • この記事を書いた人

生駒 章子

親の学校プロジェクトの代表。元ガミガミママで今は親教育の専門家。
自身の原体験から、子育て支援ではなく「親支援」にこだわって活動中。趣味は読書(マンガ)

ファミリーワークス合同会社の代表。
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