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【不登校セミナー無事終了】内容のご紹介と後日の所感をつぶやいてみた

不登校セミナー無事終了

8月21日(木)、以前のブログで告知したこちらの【不登校セミナー】でお話ししました。

主催は「ぷらっとほーむ~さいたま不登校ネットワーク~」

当日は、不登校のお子さんを持つ保護者、不登校支援に関わる方が半々くらいの割合でお越しいただきました。

 

当日お伝えした内容

前半は
「不登校の4つの段階」、そして「不登校の親の受容への5つの段階」のご紹介。

「不登校の4つの段階」を知っている親御さんや支援者は多いけれど、「不登校の親の受容への5つの段階」を知っている方が意外と少なくって、子どものそのままを受けとめたい!と願う親御さんにとって、自分の現在地を知るのは参考になったのではと思います。

後半は
「親業」より、親は聞いているつもりでも、子どもにとっては聞いてもらった気がしない言葉がけ「お決まりの12の型」をロールプレイを交えてご紹介しました。

親御さん自身がお子さんの気持ちを体験できるこのワークは、アンケートでも「講座で一番心に残ったこと」の№1でした!

 

また、今回ボランティアとして高校2年生の女の子がお手伝いに来てくれていたのですが、実はボランティアの女の子自身も元不登校。

グループワークでは親御さんにまじって話をしてくれたんだけど、不登校経験者の話を直に聞く機会ってそんなに多くないと思うので、親御さんにとってはいい刺激になったようです。

そして、終了後は
質問をお受けしたり、時間のある方は残って昼食を食べながらの交流会。

講演後のアンケートでは
9割の方が大変満足と答えていただき、お役目が果たせようでホッとしています。

お越しいただいたみなさまありがとうございました。
★今回のお話しが、お子さんとの接し方や支援の現場で少しでも参考になれば本望です。

 

以下、アンケートからの抜粋

アンケートより

●本日の講座で一番印象に残ったことは何ですか
・実は聞けていないお決まりの12の方
・子どもの話を聞く具体的なやり方と受容期の話がとても理解が深まりました。
・親がやってしまいがちな言葉がけ。多分無意識にやっちゃってたと思います。
・親がやってしまいがちな言葉がけのロールプレイがとてもよかったです。
・親がやってしまいがちな言葉がけ
・アクティブラーニング・・子どもがいった言葉で繰り返していう事が一番印象に残りました。いつも解決策を考えようとこちら側がしていました。

●ご感想などご自由にお書きください
・新たな学びを深める貴重な時間となりました
・支援をしていく中でも今日の学びを生かしていきます。ありがとうございました。
・今まで子どもの話を聞いているつもりで本当は子どもの気持ちに寄り添って聞けていなかった
と思いました。もっと自分自身に心の余裕をもって子どもだけでなく人の話を聞くようにしたい
です。
・子どもの立場に立った受け答えが体験できて良かったです。

 

-後日の所感
次のコラムのテーマみつけた!

今回、「不登校の親の受容への5つの段階」として、不登校が受け入れられない状態(否認期)から、不登校をふくめたそのままの子どもを受け入れる(受容期)までのを段階をご紹介したのですが…

終了後に親御さんの話を聞いていて…
というか、これまでもご相談を受ける中感じてはいたんだけど、今回鮮明に感じたのは

 

「受容期」において
子どもの言うことやる事は否定せず、親はただただ見守らなければならない!
と思い込んでいる人が多いこと。

 

これ、「受容期」の目的が子どもを受容をすることになっちゃってるんだよね。

だから、常に子どもにイヤな感情を持たせないようにと気を使って、親子関係は悪くないはずなのに…一緒にいて安心出来ない状態が発生してる。

 

「受容」と「受容期」は違うからね。

「受容」は
<評価や価値判断を加えずありのままの子どもを受け入れる>
状態のこと。

そこに、<物事をするのに適した時>を意味する「期(時期)」がついた「受容期」には

子どもを受容出来るようになった親が、この時期どんな思考になやすいのか、どんな事をするのが適切なのかの傾向が書かれているんだよ。

 

それに何と言っても
この受容期こそ、親の思いを伝えたり、子どもの話しを聞いたり、時には意見の相違があって、でもまたそこから分かり合い仲を深めていける時期。

本当、受容することが目的になっちゃうなんてもったいない。

じゃあ、受容期に親子の絆を深めていくために大切なことは何かって言うと…

やっぱり毎日のコミュニケーション。
そして、その具体的な方法が親業にあるんだなって実感しています。

ふふふ、こうして思い返してみると書きたいことがむくむくと湧いてきたので、次のコラムではこのあたりを深堀ししてみようと思います。

 

  • この記事を書いた人

生駒 章子

親の学校プロジェクトの代表。元ガミガミママで今は親教育の専門家。
自身の原体験から、子育て支援ではなく「親支援」にこだわって活動中。趣味は読書(マンガ)

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