「親業訓練講座」をもっと知りたい


世界50カ国以上で実績のあるペアレントトーレーニング

親業訓練とは

1960年代、アメリカの臨床心理学者トマス・ゴードン博士が創始した“良い親子関係”を作るための親教育プログラムの日本語版。

 

日本では、1979年に最初の講座が行われ、80年3月には親業訓練協会が誕生するなど、30年以上の歴史があり、現在では全国400人ほどのインストラクターが各地で講座・講演を行っています。


親業の創始者トマス・ゴドン博士
親業の創始者トマス・ゴード博士

PETのはじまり

元々アメリカで生まれた親業訓練。

 

英語版はParent Effectiveness Training(PET)

親業の創始者、トマス・ゴードン博士はシカゴ大学で博士号を取得。その後、同大学で5年間教鞭を取ったのち、臨床心理学者としてリーダーシップの研究・コンサルティングを行うと同時に、問題行動を起して親に連れてこられる子ども達のカウンセリングを行っていました。

 

何度かのカウセリングの後、落ち着いたかにみえた子ども達が、しばらくすると「やっぱりこの子が問題だ」とまた親に連れてこられる。

そんなことがくり返されるうち、「これは、子どもが問題なのではなくて、親の接し方が問題なのでは」と気がつきます。



親のためのリーダーシップトレーニング

そして、当時研究していた民主的なリーダーシップの定義をもとに、カウンセリング・発達心理学・行動心理学、いわゆる行動科学の理論に裏付けされたコミュニケーション法を、親子の間で使えるよう体系的にプログラムした両親向けの講座が開発されました。

 

最初の講座が開かれたのは1962年。

はじめのうちは、すでに親子関係が上手くいかなくなって問題を持つ親が多く参加していました。

 

その反響は大きく、その後、事後処理のための講座ではなく、問題が起こることを予防するための技術と方法が学べるプログラムとの認識をえるようになっていきます。

 

PETを教えるための特別な訓練を受けた専門家(インストラクター)の育成も行われ、各地で講座を開いていきます。

 

現在では、親業訓練(PET)のメソッドは世界50ヵ国以上広がっており、多くの国で専門家(インストラクター)が講座を行っています。

 


「親業」トマス・ゴードン著

講座を本にしないかとの誘いを受け、1970年には「Parent Effectiveness Training」トマス・ゴードン著がアメリカで出版。

 

日本でも、1977年に「親業」として出版されました。

 

「今までの親子の対話は、ほんとうの対話ではなかった」

「はじめて子どもが心を開いて話してくれた」

 

この書籍は、親たちに自信を与える新しいテキストとして、子を持つ親たちの間のみならず、カウンセリングや心理学の専門家の人たちからも非常に大きな反響をよびました。

当時、全国各地でベストセラーとなり、現在でもロングセラーを続けています。




「親が変わると子どもが変わる」講座のパイオニア


すべての育児書の元になるメッソド

今でこそ、「親が変わる」という考え方が一般的になりつつありますが、当時、アメリカはもちろん日本でも「子どもがいかに育つか」と、子どもの方にばかり重点がおかれていました。

 

そんな中、親業訓練(PET)は「子どもが育つ上で親がいかに関わるか」という親の側に焦点を当て、あいまいな抽象論ではなく「子どもとの関係をよくすることの出来る具体的な方法」を提示した最初の講座です。

 

 

また、今ある子育て講座の多くが親業訓練(PET)の影響を受けており、親業訓練(PET)は、すべての育児書の元になるメッソドと言っても過言ではありません。

 

そして、どの育児書、子育て講座にはない具体的な方法です。

 

 もしあなたが、本気で親子関係をよくしたい!自分のやり方を変えたいと望んでいるなら、親業は大いにあなたの力になるでしょう。

 


主宰・生駒からのメッセージ


 「親業」は子どもを操作するものではありません。

子どもが安心して自立できるようになるために、親子の間に「心の架け橋(信頼関係)」を作る具体的な方法です。

 

残念ながら、多くの親が、この「心の架け橋(信頼関係)」作りに失敗したり、架け橋を作ることだけに試行錯誤しています。


それはまるで、自動車教習所に通わないで車の運転を試行錯誤しているようにも感じます。

 

「親なんて学ぶものじゃない」

という人もいます。

その意見も大いにありです。

 

でも、子どもの成長は待ってくれません。

 

あなたが悩んでいる間にも、親子が一緒に過ごせる時間は確実に短くなっていくんです。

 

もし、子どもへの接し方に迷ったなら、「親業」を思い出してください。

 そして、ぜひ親業を学んでもらい、「今まで試行錯誤していた時間」を「心の架け橋に何を通すか」に、「車の操作を試行錯誤」するのではなく、「どこにどんな道をとおっていくのか」そんなことに多くの時間を費やしてもらえたらと思っています。