親の学校が提供する「親業訓練講座」とは


親業訓練(英語版ではParent Effectiveness Training)

親としての役割を効果的に果たすための具体的な方法を教えてくれる講座のことです。


1960年代、アメリカの臨床心理学者トマス・ゴードン博士が創始した“良い親子関係”を作るための親教育プログラムです。

従来の子育てのなかでは、「子どもがいかに育つか」と、子どもの方にばかり重点がおかれていたのに対し、親業訓練は「子どもが育つ上で親がいかに関わるか」という親の側に焦点を当てて、子育てを見直すところに、ひとつの大きな特徴があります。

日本では1977年に「親業」トマス・ゴードン著が出版以来、、1979年に最初の講座が行われ、80年3月には日本にも親業訓練協会が誕生するなど、30年以上の歴史があります。現在では、世界40ヵ国以上に広がっており、日本でも全国に400人ほどのインストラクターが各地で講座・講演を行っています。


親業で学ぶのは、すべての育児書の元になるメッソドと言っても過言ではありません。そして、どの育児書にもない具体的な方法です。
・聞くこと(能動的な聞き方)・話すこと(わたしメッセージ)・対立を解くこと(勝負なし法)、そして、それらをいつどう使えばいいのかを知るための感情の整理の仕方(行動の四角形)を学びます。
でも、親業で得るものは親が24時間親の仮面をかぶらなくてもいいのだ!子どもも一人の親とは別の価値観を持った一人の人間なんだと実感できることです。
「親業」は子どもを操作するものではなく、親の思いが伝わるように、子どもが安心して自立できるようになるための心の架け橋を作ること。残念ながら、多くの親が、この架け橋作りに失敗したり、架け橋を作ることだけに試行錯誤しています。
それはまるで、自動車教習所に通わないで車の運転を試行錯誤しているようにも感じます。多くの方に親業を学んでもらい、今まで試行錯誤していた時間を、ぜひ、心の架け橋に何を通すかに、車の操作を試行錯誤するのではなく、どこにどんな道をとおっていくのか、そんなことに多くの時間を費やしてもらえたらと思っています。