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子育てコラム⑨

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子育てコラム⑨

「お決まりの12の型」を知っていますか?


子どもの考える力を伸ばしたい!

自分で考え行動できる子に育って欲しい!


これは多くの親が願うこと。


私自身もその昔、そう願いながら色々な事を試してきました。

「ほめる」ことがいいと聞けばとにかくほめる、「質問力」で考える力を伸ばす!と聞けばとにかく質問。

その結果は散々で…質問の答えが気に入らなくてイライラ…自分がイライラしているから、ほめるところも見つからなくてイライラ…不機嫌な子育てに逆戻り…

今考えれば、親の思ったとおりの答えを期待していたり、いつほめるのか。いつ質問するのか。が分かっていなかったから上手くいかなかったんだと分かります。


今日は、子どものために良かれと思う対応が、実はそのままの子どもを受け入れるものではなく、子どもからの防衛的な態度を誘い、考える力を奪うこともある「お決まりの12の型」を事例でご紹介します。

 

「お決まりの12の型」

 親業の創始者トマス・ゴードン博士が、子どもが困っていたり不安、悩んでいたりする時、90%以上の親がしている、子どもの考える力を育てるのに効果のない対応を12に分類したもの。

 

例えば、小学校低学年の子どもが学校から帰ってきて

「隣の席の子が僕の鉛筆を返してくれない…」

と元気なく言ったとき、親はどのように答えるでしょうか。

 

 以下は「お決まりの12の型」の対応例です。

皆さんの対応に当てはまるものがあるでしょうか?

 

(1)命令

  「明日、そのお友達に返して!って言ってきなさい!」

(2)脅迫

  「またなくしたの!次なくしたらもう買わないよ!」

(3)説教

  「返し忘れてるだけかもしれないし、友達のことを悪く言うのはよくないんじゃない」

(4)提案

  「明日、返してって言ってみて、ダメだったら先生に言ってみたら」

(5)講義

  「その場で返してって言えないあなたもいけないよね。誰でも後から言われたら嫌でしょ。」

(6)非難

  「よく物をなくすよね!人のせいにしてるんじゃないよ!」

(7)同意・賞賛

  「嫌だったのを我慢したんだね。えらいよ」

(8)侮辱

  「あんたが弱虫だから取りたくなったじゃないの!」

(9)分析

  「その前に、何か友達の嫌がることしたんでしょ…」

(10)同情

  「隣の席の子ひどいね…そんな子気にしなくていいよ!」

(11)尋問・質問

  「返してって言わなかったの?」

(12)ごまかし

  「その話は後から聞くから、まず宿題やろうか」

 

「言ってる!!」と思った人も多いかもしれませんね。

もちろん、多くの親は、子どもを否定しよう!傷つけてやろう!と思ってお決まりの12の型を使っているわけではないんです。

でも…子どもが困ったな…嫌だな…と感じている時に使うと、親の言葉に黙ってしまったり、反抗的になったりと、子どもの心は一変に閉じてしまいます。

多くの親がやってしまう「お決まりの12の型」

では、なぜ子どもは心を閉ざしてしまうのでしょう。

 

「お決まりの12の型」はそのままの子どもを認めるものではない

実は、このお決まりの12の型…すべて親の意見なんです!

さらに、発せられた「ことば」と同時に次のようなメッセージを子どもは受取ります。

「僕のこの気持は大したことないと思ってるんだ」

「僕をを我慢できない子だと思ってるんだ」

「問題は隣の子じゃなくて僕だと思ってるんだ」

「僕の言う事を真剣に考えてはくれないんだ」

「僕がどんな気持でいるか気にしてないんだ」

 

そんなメッセージを受け取った子どもは

・話しがそれ上続けられなくなる

・防衛的で反抗的な気持になる

・自分はだめだ、劣っていると感じる

・自分を変えなければいけないと圧力を感じる

・自分で解決できないと思われてると思う

・自分は信用されていないと感じる

・自分の感情には当然の理由がないと感じさせられる

・焦燥感を持たされる、イライラする

・反対尋問を受けるために、証人台に立たされているように感じる

・反撃したくなる

参考書「親業」トマス・ゴードン著

 

■もし、何気なく言ったあなたの言葉で子どもが黙ったり不機嫌になる事があるとすれば…

それは「お決まりの12の型」かもしれません。

 そんな子どもの様子に気付いたときはぜひ、親の意見を言わな いことを心がけてみませんか。

 

 



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