あなたの子育てに、きっと役立つ子育てコラム
主に、ブログ記事を再編集してお届けします。
講演やワークショップで多くの親御さんと接する中で、子どもの話を聞こうとする親御さんが増えたな~と感じます。
素晴らしい事です!
先ずは上手に聞けなくてもは問題ありませんからね!
聞こうとする姿勢さえあれば、やり方を学び練習していくことで誰でも子どもの話を聞けるようになるんですから^^
ただその反面…
聞こうとする気持ちはあるのに…
頑張れば頑張るほど聞けなくなってしまう人もいます。
頑張っているのに聞けない人は以下のような人が多いと感じます。
■子どもの話を聞くことは「我慢」だと思っている人。
そんな言葉を聞くことが多いです。
■子どもの話を聞くと「子どもが親の言うことを聞くようになる」と勘違いしている人。
聞いてるのに…
聞いてるのに…
あっ…私…という人もいるかもしれませんが…
頑張っても聞けない人の多くは…
子どもの話を聞くことは、大切にされていると感じ、自己肯定感を高めるの!
とにかく子どもの話を聞くことは良い事なのよ!
とは思っています。
とにかく良いことは分かってるんだけど…出来ない…
残念ながら、聞くことの主役が子どもではなく自分自身になっているようです。
この辺りを知っておくと、子どもの話を聞く事を「我慢」だと感じたり「子どもが親の言うことを聞くようにするため」と勘違いしていた人にとっては、子どもが主役で話を聞きやすくなります。
子どもが話を聞いてもらいたい時というのは、悩んだり、落ち込だり、不安になったり、さびしかったりくやしかったり…
何だか分からないけどイライラしたり…そんな大小色んなモヤモヤがある時です。
親は、往々にして子どものモヤモヤを解決してあげたくなっちゃうんです。
良かれと思ってアドバイスしたり質問したり教えてあげたり…
でもそれって、子どもにとっては聞いてもらった気がしないことも多いです。
親は「聞いてるから言ってるんでしょ…」と思うかもしれませんが…
子どもにとっての「聞いてもらえた」というのは、「モヤモヤを含めた今の自分」を分かってもらえたと感じる時です。
悩みを抱えたそのままの自分を分かって欲しいのに…
親が良かれと思ってするアドバイスや質問などの「親の意見」は、子どもの問題を解決するどころか、今の自分ではダメなんだと感じさせ、余計なモヤモヤを増やす結果になります。
一方、「モヤモヤを含めた今の自分」を分かってもらえると、子どもの思考は整理され、自分の悩みを自分で眺められるといいます。
自分の悩みを客観的に眺められると、そこから考えが深まったり発展したり、悩んでいたことの解決策を自分で考えるようにもなります。
もし、その解決策が上手くいかなくても、自分で考えた解決策なので、責任を人に転嫁することなく引き受け、失敗から学ぶことも多くなります。
子どもの話を聞かずに親の意見ばかり募っていると、自分で考えない子を育て、子どもの責任をも奪うことになかねませんよ。
この繰り返しで自己肯定感が高まっていくわけです。
子ども達が成長する過程をぜひ見守っていきたいですね
主役は子ども。
親は子どもの思考の整理のお手伝い。
もちろん、もっと聞けるようになりたい!と思ったら一般講座にお越しください^^
「話を聞いてもらうと子供の中にどんな変化を起こすのか」をお伝えしました。
今度、子どもの話を聞くときには参考にしてみてください。