子どもが嘘をつくので悩んでいます

子育てコラム⑱

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子どもが嘘をつくので困っています…

そんな声を、4、5歳~小学生中学年をお持ちのママから度々聞きます。

 

優しくしたいと思っても嘘をつかれると…

「このまま嘘つきの子になってしまうのでは…」

と、不安になったり

「私の接し方が精神的に追い詰めているのかしら…」

と自己嫌悪になったり…

 

「嘘はつかないの!」

と説教してみるものの…分かってるのかどうなのか…

 

ある研究結果によると「典型的な4歳児は2時間に1回嘘をつき、6歳児は嘘をつくことがもっと多い」と言われています。

それをを裏付けるように、子どもの嘘で悩んでいるママはとっても多いんです。

 

でも、先ずは安心してください。

 

この頃のお子さんの嘘は、大人が思っているほど悪質な嘘ではありません。

 


この時期だからこそ必要な嘘もある


なぜすぐにばれるような嘘を平気でつくの?

 

大人が思う以上にしっかりしている子供達ですが、まだまだ脳も体も心も発展途上。

一見しっかりしているように見えても、大人のように理論立てて物事を考えたり先を予想して何かをするのは難しいのです。

 

大人に近づき、先を予想出来るようになればすぐにばれるような嘘はつかなくなります。

でも、この時期の子供にとっては

 

 

 嘘をつくことでしか問題解決を図れないことも多いのです。

 

子供達の嘘というのは…

  • 空想と現実の区別がつかないことでつく嘘。
  • 相手の興味を引きたいがためにつく嘘。
  • 怒られないように自分を守るための嘘。

 

 

嘘がつけるようになったのは成長の証だ!

とも言われるように、これらの嘘は、年齢と共に、社会認知能力の発達、様々な問題解決経験を経て減ってくるものです。

 

ここで子どもを追い込んでしまうと、嘘をつくことでしか問題解決を図れない子どもにとっては、自分を守る更なる嘘をつかざるおえない状況になってしまいます。

 

嘘かな…と思っても、親の方に「本当かな。怪しいな~まあ、いいけど」くらいに流せる余裕があるといいですね。

 

また、親は子どもを追い込むつもりはなくても、結果的に子どもを追い込んでしまう対応をとっている場合もあります。

 

実は、このパターンが一番多いと感じています。

 

まさに昔の私はそうでしたよー!

自分の対応どうだろう…と思う方は、親業の「お決まりの12の型」でチェックしてみて下さいね。

 

 



実は、私も娘が小学校低学年の頃まで子どもの嘘が気になっていました。

今考えると可愛いものなのですが、当時はいっぱいいっぱい考えました。

 

ここで、そんな当時小学1年生だった娘の事例を。

 

<我が家の事例>

娘が小学校1年生の時、娘の友達から


「○○ちゃんのお母さん、○○ちゃんが7人家族だって言ってるけど本当?」


と言われたことがあります。
いえいえ、我が家は4人家族…どうして娘は友達にそんな嘘をついたんだろう…と、当時はかなりへこんだのを覚えています。
へこみながらも、考えてみると…
そういえばこの頃、娘は妹か弟を欲しがっていました。
家に帰って

「お友達から○○ちゃんちは7人家族なの?って聞かれたよー」

と事実だけを娘に話すと。
照れ笑いしながら


「だって、おじいちゃんとおばあちゃんとプ~さんと。ほら、7人家族でしょ!」


と、説明してくれました。


 幼い頃の嘘とは、実は、願望(こうだったらいいな~)なのかもしれないと思った出来事でした。


周りを巻き込む嘘にはしっかり伝える


 とはいえ…

小さいからといってそのまま流せない嘘もあります。

 

それは、親自身や周りの人達が関わってくる事柄。

「まあ、いいけど~」と流してしまうと、結果的に親自身が具体的に困ってしまうような嘘です。

 

そんな時こそ

「嘘はつかないの!本当のこと言わないなら勝手にしなさい!」

と説教や脅迫ではなく、親の事情、思いをしっかり子どもに分かってもらことが必要な場面です。

 

子どもの嘘を非難するのではなく親の思いをしっかり伝える。

嘘をつかれると、親がなぜ困るのか、そして、どう感じるのか。


それには、「わたしメッセージ」で伝えることがとても有効だと実感しています。

 

 

今度は、親の気持ちを伝えた我が家の事例です。

<我が家の事例②>

娘が小学校5年生の時、金銭が絡む問題で娘のお友達のママと会って話すことになりました。
娘から事情を聞くと、大人にとっては飛躍しすぎている内容が多く、どうしても信用出来ず…
わたしメッセージで伝えました。

「本当の事を言ってくれないと、○○ちゃんのお友達のママと今から話す時に、子どもから話を聞いていないって思われるのは嫌なんだよ。ママは自信を持って話し合いに行きたいんだよ!」

このメッセージを聞いてもなお、娘は「嘘じゃない!」というので、娘から聞いた内容をお友達のママに話しました。

結果、娘のお友達のママが子どもに確認すると、事実は娘の話した通りでした。
家に帰って、「ちゃんと話してくれたからお友達のママと話す時も自信を持って話せて助かったよ。」と言うと。
「ね!○○の言うこと合ってたでしょう!」
と誇らしげな娘がいました。


子どもの嘘には立ち止まって考える


 嘘かな~と思った時、ちょっと立ち止まって考えてみる

 

子どもの嘘は親にとっては悲しいものです。

成長の過程と分かっていても、やっぱり心配でモヤモヤするんです。

 

ただ言えるのは、

 今嘘をついたからといって、将来嘘つきの子になってしまう…なんてことはないということです!

 

いつも寛容になるのは無理かもしれない。

でも、嘘かな~と思った時、すぐに説教するのではなく、ただ鵜呑みにするのでもなく、ちょっと立ち止まって考えてみる、親の本当の思いを伝えてみる。

そんなことを意識してみるといいかもしれません。

 

そして、親が子どもに嘘をつかないことも大切ですね



執筆者:生駒 章子(いこま しょうこ)
元ガミガミママ。当サイト「親の学校プロジェクト」の代表をやっています。

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