脳科学で知る
「0歳~大人への成長」まとめ

<1歳~8歳編>

子育てが上手くいかないときに知りたい脳科学&発達心理学

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ここでは、子育てを楽にする脳科学のまとめとして、「0歳~大人」までの成長の過程をご紹介しています。

今回は<1歳~8歳編>

 


生きるために大切な脳を育てる


産まれてすぐ~5年くらいをかけ生命維持である「脳幹」が発達します

脳科学のかんたん基礎知識 

<0歳~脳の仕組み編>

脳幹は、呼吸をしたり、心臓を動かしたり、食べたものを消化器官で消化させるなど、生きていくためにかかせない仕事をしています。

 

食べ物や水をとりたくなるよう刺激(しげき)したり、体温を一定に保つはたらきをしたり、ホルモンの調節もしています。


乳児・幼児が不器用なわけ

脳の神経繊維は、刺激の度合に応じて活発に入力と出力の枝を伸ばし、あちこちで、シナプスという中継基地をを作りながら、回路網を張り巡らせていきます。

使わない神経回路は衰弱や消滅し(刈り込み)、使われる回路は強化され生き残っていきます。

 

しかし、生後1~3年にかけての神経回路は刈り込みが不十分のため、脳内の神経細胞どうしの繋がりが過剰になています。

そのため、ひとつの情報の入力に対して必要以上の出力を行うことになります。

 

例えば、指を一本だけを動かすという情報(指令)を指に送ったとしても、神経細胞どうしが過密に繋がっているため、不必要な情報が邪魔をして他の指も同時に動くということがおこります。

幼児にとってジャンケンでチョキができないというのはこの例の一つといえます。



そして4歳頃になると、不要な神経細胞の繋がりが解消(刈り込み)されることで、神経細胞の活動も抑えられひとつの情報(入力)に対してひとつの出力が可能となり、乳児・幼児特有の不器用さが減っていきます。


かんしゃくもイヤイヤ期も正常な成長のあかし


2歳~3歳頃には自我が芽生え始める子供達。

さまざまな事柄を『自分でやりたい』と主張するようになり、親に反抗する姿もみられるようになります。

喜怒哀楽を抑制する脳の発達はまだ先

親にとってわがままにしか見えない子どもの癇癪などの情動。


この本能的な欲求、喜怒哀楽などの心の動きを司るのが大脳辺縁系という部分です。

 

この部分は3歳くらいで作り上げられるといわれています。

 

しかし、この喜怒哀楽をコントロールするのに必要な「理性」や「知性」「情緒」などを司る前頭野を含む大脳新皮質はだいたい9歳~10歳くらいで完成されるといわれています。

 

そのため、この時期の子ども達にとって、癇癪などの喜怒哀楽を制御するのは難しく、むしろ本能のままに感情を表すことは、正常な成長のあかしとも言えます。



運動をコントロールする小脳が発達する


ゴールデンエイジ

4歳〜8歳は、運動をコントロールする小脳の発達期です。  
  
小脳は、皮膚や筋肉からの情報を受け取り、歩く・走る・立つ・座るなどの運動がスムーズに行われるように指令を出していきます。

からだのバランスも調整しています。

この期間、体の動かし方、動作、技術を短時間で覚えることができる、一生に一度の貴重な時期で、ゴールデンエイジとも呼ばれています。

小脳の鍛え方

小脳の鍛え方は一つしかないといわれています。

 

それは、身体制御の体験、スポーツ、それから遊びです。

楽器の演奏や歌うことやお手伝い、鬼ごっこや工作など、とにかく多くの身体制御の体験をすることだけが、小脳を鍛えていくのです。

 

もちろん、時間とお金を使って普段出来ない体験をさせるのもいいでしょうが、身近で子どもが興味を持ったことを自由にさせてあげるだけでも鍛えられる能力です。

 

勉強はあとからでも身につきますが、小脳を鍛えられるのは期間限定。

 

少し危険かなと思っても、子どもを見守りどんどん挑戦せてあげたいものです。

脳科学で知る「0歳~大人への成長」まとめ


次は、<9歳~12歳編(準備中)


まとめ執筆者:生駒 章子(いこま しょうこ)
元ガミガミママ。当サイト「親の学校プロジェクト」の代表をやっています。
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